1965年先代の父が結婚を機に念願のお店を開店しました。
開店したお店は3軒長屋の風呂なしトイレ共同の一角でした。
当時はカラーテレビもクーラーもない時代でしたが、
大人も子供もみんな元気でした。
夢と希望に満ちていました。
あれからずっと父は毎朝2時に起きてパン作りに励んでいました。
当時中学生だったお客様は、今では自分のお孫さんを連れて
川崎の店に来てくれています。
あれから50年、時代は大きく変わりました。インターネットや携帯電話。
当時からは考えられないほど私たちを取り巻く環境は変わりました。
今の時代、安いだけのパンを売りにしているお店も少なくありません。
しかしいつまでも変わらないものもあります。
それは私たちのパン作りにかける思いと、
お客様がおいしいと言ってくれたときの喜びです!
僕はどんなに時代が変わっても、こういったところを
いつまでも大切にしていきたいと思います。
今日も開店当初の気持ちでオープンします。
松尾英樹

